造成宅地防災区域とは?
2023/08/15
人が住む場所はさまざまなため、なかには危険性の高いエリアに住んでいる場合もあります。
これから家を建てたいという方に知っておいていただきたいのが、造成宅地防災区域です。
今回は、造成宅地防災区域とはどういった場所なのかをご紹介します。
造成宅地防災区域とは
安全に土地や建物を利用するためには、がけ崩れや土砂流出の危険性がないよう規制する必要があります。
その中でも造成宅地防災区域は、宅地造成工事規制区域外であっても規制が必要な区域のことです。
造成宅地防災区域の要件
災害防止措置
所有者や管理者は、擁壁工事などで災害が起きないよう対策しなければなりません。
擁壁工事のほか、法面工事などで災害防止に努めます。
勧告
災害防止で必要な場合、都道府県知事は所有者や管理者に対し必要な措置をとるよう勧告ができます。
命令
災害発生の可能性が高い場合、都道府県知事は所有者や管理者に対し改善の命令ができます。
解除
造成宅地防災区域である理由がないとみなされた場合、都道府県知事は指定の解除が可能です。
そのため、一度指定されたからといって永久に造成宅地防災区域であるわけではありません。
まとめ
建物として利用している場所は、必ずしもすべてが安全というわけではありません。
災害などのリスクから人々を守るためにも、造成宅地防災区域が定められているのです。
当社は福岡にて土木工事をメインに、宅地の造成や擁壁工事も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。