庭の擁壁の種類をご紹介
2023/10/15
庭の擁壁は斜面の土砂崩れを防止させる働きをするため、家を建てる際に欠かせません。
擁壁の種類は1つだけではなく、さまざまな種類があります。
そこで今回は、庭の擁壁の種類についてご紹介します。
庭の擁壁の種類
鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造とは、コンクリート内に鉄筋を埋め込んだ擁壁です。
中に鉄筋が入っているため丈夫で耐震性も高いため、さまざまな場所で使用されています。
主に斜面の上に敷地がある場合や、敷地と道路との高低差がある場合に使われます。
無筋コンクリート造
無筋コンクリート造は、コンクリート内に鉄筋が入っていない擁壁です。
鉄筋が入っていないため、鉄筋コンクリート造に比べると耐震性も低くあまり使用されていません。
コンクリートブロック式
補強鉄筋が配置されている補強コンクリートブロックを使った擁壁です。
場合によっては、型枠ブロックや化粧ブロックも使用します。
土留用L型コンクリートブロック
中に鉄筋が入ったL型コンクリートブロックです。
既製品を使用する場合が多く、施工のハードルが比較的高くないため、宅地の造成工事でもよく使用されています。
石垣
天然石を積み上げた擁壁です。
主に土留めや低い擁壁に使われ、高さを出す場合はモルタルなどを用います。
間知石
安山岩や花崗岩など硬質系の石を積み上げた擁壁です。
近年では、実際の石ではなくコンクリート製で作られたものが多いといわれています。
まとめ
庭の擁壁の種類は、鉄筋、無筋コンクリート造・コンクリートブロック式・土留用L型コンクリートブロック・石垣・間知石などです。
種類が豊富にあるため、場所に合ったものを選んでください。
また地盤の状態によっては沈下が起こる可能性もあるので、きちんと調査をしたうえで施工してくれる業者に依頼しましょう。