コンクリート打設と振動
2023/03/15
コンクリート打設とは、型枠などの中に生コンクリートを流し込む作業のことです。
その工程で重要になるのが「振動」であり、バイブレーターという機械で生コンクリートに振動を与える作業が欠かせません。
この記事では、コンクリート打設に振動が必要な理由について説明いたします。
コンクリート打設に振動が必要な理由
練られた生コンクリートは、大きさの異なる砂やセメント・水・気泡などが含まれている状態です。
また現場への運搬時や、型枠に流し込む作業の段階で生コンクリートの中に空気が混入してしまいます。
このまま固まってしまうとコンクリート内部や型枠との間に隙間ができることで強度が落ち、粗い仕上がりになってしまうのです。
この隙間をなくすための「締固め」という工程で、振動を利用します。
◼振動が必要になる工程
締固め作業で使用するのが、バイブレーターという機械です。
バイブレーターにはメーカーや種類が豊富にあるため、その現場の条件やコンクリートの特徴によって使い分けます。
締固めの主な方法は、下記の通りです。
内部振動方式…コンクリートの中に振動機を挿入する
型枠振動方式…型枠の外側に振動機を取り付ける
その他には、道路舗装や床の施工で使用される「表面振動方式」があります。
コンクリートの内容物を均等にするため、一箇所につき5~15秒の振動を与えます。
まとめ
コンクリート打設において、振動は打設工程前に混入した生コンクリート内の気泡を取り除くために不可欠なものです。
バイブレーターによって振動を与えることで、強度・耐久性の高いコンクリートが仕上がります。
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