橋梁工事の種類について
2024/12/02
「橋梁工事」という言葉をご存じでしょうか?
橋梁工事とは私たちが安全に渡れる橋を架ける工事で、そのメンテナンスや補修工事も含まれます。
橋梁工事の種類について
橋梁工事の種類として、用いられる代表的な工法が4つあります。
今回はこの4つの種類の特徴を一つずつ見ていきましょう。
ベント工法
橋梁工事の中で最も一般的な工法であり、比較的少ない設備・安価・短い工期で完了します。
「ベント」という仮の設備を設置し、移動式クレーンによってベントの上部に橋桁を設置する工法です。
フローティングクレーン工法
現場の近くまで運搬された部材を組み立て、橋桁をフローティングクレーンによって吊り上げて一括で設置する工法です。
大きな河川などでの橋梁工事で使用され、短い工期と作業員の安全性が高いという特徴を持っています。
ケーブルエレクション工法
桁下が谷間になっており、ベントの設置が困難な場合に使用される工法で、高い知識や技術を必要とする難易度の高い工法です。
まずは両岸に鉄塔設備を組み立て、直吊り設備を設置します。
そして直吊り設備の受け梁を支えに、ケーブルクレーンで吊り下げた架設部材を設置していきます。
送り出し工法
桁下に河川・道路・鉄道などがある場合に使用される、比較的多くの架設機材やスペースの確保を要する工法です。
現場に隣接する場所で組み立てた橋桁を、手延機によって送り出して設置します。
まとめ
橋梁工事の種類として「ベント」を利用するベント工法や、クレーンを利用して一括で設置するフローティングクレーン工法などがあります。
「工事を行う地域はどのような状況か」「安全に架設できるか」を考慮し、それぞれの特徴に適した工法を選択しましょう。
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