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コンクリートに影響を及ぼす気候とは

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コンクリートに影響を及ぼす気候とは

コンクリートに影響を及ぼす気候とは

2024/08/01

コンクリートは耐久性が高く、住宅や建物の基礎や駐車場などさまざまな場所に使われています。
雨風にも強く頑丈な素材ですが、コンクリートの品質は気候に左右されることをご存じでしょうか。
今回は、コンクリート工事において重要な気候についてお話しします。

コンクリートと気候

コンクリートは化学反応を起こすことにより、ゆっくり固まっていく性質があります。
化学反応をうまく起こすために、気温や天候といった気候の確認が必要です。

外気温の影響とは

コンクリートは外気温に影響されやすく、温度によって固まるまでの時間は変わります。

気温が4℃以下の場合

日平均気温が4℃以下になる冬場など、寒い時期のコンクリートは「寒中コンクリート」と呼ばれる施工が必要です。
コンクリートは気温が低いほど、固まるまでに時間がかかります。
また0℃を下回ると凍結の恐れがあり、強度だけでなく耐久性・水密性の低下につながるため避けなければなりません。
暖房機器を使って温度を上げるなど、凍結を防ぐ対策が必要です。

気温が25℃以上の場合

夏場など、気温が25℃を超える暑い時期に施工されるコンクリートを「暑中コンクリート」と呼びます。
コンクリート温度が上がると、ひび割れの発生・強度や耐久性の低下などが考えられます。
低い温度の材料を使用したり、散水するなどして温度を下げる対策が必要です。

天気の影響

雨の場合

作業内容によっては、雨にも注意が必要です。
コンクリートは強度を調整するために、セメントと水分の量を計算して配合されています。
例えば基礎にコンクリートを流し込む作業の場合、大量の雨が入ることで配合バランスが崩れ強度が弱まるのです。
仕上げの最中に降った場合も、見た目が悪くなるなどの品質低下につながります。

晴れの場合

打ち込み後の乾燥に弱いコンクリートにとって、晴天は大敵です。
特に30℃前後の暑い夏場は散水をするなどして、コンクリートを乾燥させないよう湿潤状態を保ちます。

まとめ

気候は、コンクリートの品質を保つために非常に大切であると言えます。
気温が25℃を超える恐れや4℃を下回る予想がされる場合は、工事を避ける・必要な対策をするなどが必要です。
一度流したコンクリートはやり直しができないため、時期や天候・気温の確認を行いましょう。

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